愛犬家住宅かわら版117~動物愛護週間に考える・終生飼養~

動物愛護週間にちなんで前回の「愛犬家住宅・かわら版」では、動物愛護『適正飼養』について考えてみましたが、今回はその続編『終生飼養』について考えてみたいと思います。(^_^)

<生命が終わるまで飼い続ける>

『終生飼養』とは、書いてその字のごとく「ともに暮らし始めたペットの生命が終わるまで飼い続ける」という意味です。

「そんなこと、改めて言われなくたって当たり前じゃない!」「当然のこと!」・・なのですが、そうでないことが現実として起きているのも事実です。

では、実際起きていることをお話ししましょう・・動物を飼うきっかけは、

  • 1. ペットショップで目が合った。
  • 2. 子どもにせがまれた。
  • 3. 子育てが終わり、手が空いた。
  • 4. 独り暮らしで寂しかった。

などなど、衝動的に飼い始めることが多くあります。しかし、大切なことがあります。それは、「動物は、ぬいぐるみではなく生きている」ということです。

人の子であればいずれは成人し、独立していくでしょう。しかしペットは、生まれてからその生命を終えるまで、私たち飼い主がずっと面倒をみていかなければなりません。食事の世話から下の世話まで、日々の体調管理はもちろん、年を重ねるにつれ認知症も出てきます。

また、必要以上に子孫を増やさないことも大切です。そんな全ての身のまわりの世話をすることが求められるのです。

いかがですか?この話を聞いて「えぇ!?だって手がかからないという話を聞いたんだけど・・」「見ていても、そんな面倒ではなさそうに感じるし・・」という方もいらっしゃるのでは?!

<時間と忍耐、寛容さが不可欠>

『終生飼養』をしていくためには、彼らにきちんとした「学習」をさせてあげなくてはなりません。仕事があるからを理由に、仔犬を7時間も8時間もケージの中に入れっ放しで、「立派な成犬になる」と考えているとしたら大間違いです。

例えば、トイレにしても、「大空の下はどこでもトイレ」と思っている彼らにとって、なぜ、トイレシートの上でオシッコ・ウンチをしなくてはいけないのか理解できるでしょうか。

なぜ、爪を切ったり、歯を磨いたりしなくてはいけないのか(犬にとっては、全く理解できないこと)、咬んだり吠えたりしてはいけないのか(犬たちにとっては極当たり前の行動)を教えてあげなくては、彼らには理解することは不可能なのです。

多くの時間と忍耐、そして寛容さが飼い主には不可欠なのです。

動物の本質的なことを知らずに、「叱ってもやめない」「言ってもいうことを聞かない」と手に負えなくなり、結局飼うことを放棄してしまう・・これが今現在、多くの家庭において実際に起きている問題なのです。

<宣誓!無責任飼い主 0 宣言!!>

いかがでしたか?動物たちと暮らすということを、真剣に考えるきっかけになったでしょうか?「ペットと暮らす、その命を預かる」ということは片手間にできることではないのです。動物たちと真剣に向き合い、自分の生活環境、家族状況、そして今後の予測、それら全てにおいて飼い主が、『最期まで責任を持つ』強い意志が、最終的に『殺処分0』につながるのです。

『殺処分0』とは、殺さないということだけではなく、そういう対象になるペットをいかに増やさないで済むか、これが環境省の言っている「宣誓!無責任飼い主 0 宣言!!」なのです。

今一度、「動物愛護週間」をきっかけに考えてみてください。ペットと共に生活をしていくということを。

<今年のポスター>

今年度動物愛護週間ポスターに使用が決まった最優秀作品(環境大臣賞)浦 覚水さん(岡山県在住)の作品です。

「小さい頃から動物が好きで、今回のポスターコンクールに応募しました。動物も人間と同じ生き物で歳を取りますが、ずっと一緒に生涯を共にできたら、という思いを込めて描きました。」とのことでした。(^_^)

 

 

 

愛犬と暮らす・・愛犬家住宅ドットコム/長野県長野市で“愛犬家住宅・ペット共生住宅”を手がける建設会社、専門の愛犬家住宅コーディネーター(AJC)が在籍する、『総合建設西沢商会/ニシザワホーム』、“愛犬家住宅 住まいづくり倶楽部”会員